2026.05.13 07:24【朗読】忘れないでよね過ぎ去って行く季節があまりにも早すぎてもう桜も散ってしまっているそんな今日この頃僕は、そう僕は居なくなってしまった人たちのことを忘れられずにちょっと寂しくなっているショップ99ってどこ行っちゃったのかなどうやら大体はローソン100になったらしいけどパナウェーブ研究所ってなんだった...
2026.05.13 07:14【朗読詩】君を嫌いになるまでは。柔らかな夜を迎える。その身体には羽が生えているかもしれなくて、どこかへ飛んでいってしまうよあなたが私を捕まえていないなら、って。なんか、そんな風に笑ってるみたいだ。僕は君が好きだったんだと思うよ、君を嫌いになってしまうまでは。冷蔵庫に入れっぱなしにした、朝ぼらけのパンティーストッ...
2026.05.13 07:13【朗読詩】Magic hour急に呼び出してごめんな。お前はいつだってすぐに来てくれるよな。そういえば、高三の春に連絡したときも深夜だっていうのにお前はすぐ来てくれたよな。あの時から俺らは、誰かの声にびくびくしてて放課後の夕陽が射し込むあの教室だけが俺らの安息地だったみたいなそんなことで笑い合えるくらいもう昔...
2025.12.29 06:35朗読詩「名前なんて無い」今日も生きてたんだ、偉いとかじゃなくて名前をつけ忘れた話が崩れそうなほど積み上がってきたそろそろ会って話でもしたいなあの時はごめんって謝れるから、あともう少し時間をくれないかなおまえも時間も待っちゃくれないよな世間じゃクリスマスだっていうのに俺はまだ昔傷つけてしまった人のことや忘...
2025.12.10 08:30【朗読】音声記録(録音が始まる)本日の音声記録、今日もなんとか生き延びている。正確には、生き延びてしまったと言ったほうが正しいのかも。キンダーワンダーのメイプルシロップ味のシリアルの味が恋しくなってからもう38日と12時間が経ってる。状況は変わらずと言った所、パパさんは相変わらずガレージで床を這...
2025.12.10 07:37【朗読】ナアオの観察記録これより、あの生物(せいぶつ)の観察記録を始める。あの生物と私の出会いは、よく晴れた日だった。四角く区切られた天井から覗くその顔は、驚くほどに大きく目と思われる機関は我々よりも離れており、少なからず私よりも耳も大きく、なにより顔の上部にだけ生えた体毛が非常に長く体を覆っていた。我...
2025.03.19 07:32朗読詩「オノマトピア」ざわわと、海が鳴る事は地球が三回転半しても難しいことだろうけれどすきだと、僕が声を出すことは地球が三回転半するまでに何万回言えることか。ぱたりと、本が倒れることは風のいたずらだったりするだろうけどばったり、君と出会うことは神様だのそんな類のいたずらなんかじゃなくて僕がそう、願って...
2025.03.19 07:29朗読詩「山田くんの」山田くん家の猫は、いつも くーすか寝ている。山田くんが帰ってくる タイミングが彼には お見通しらしくて山田くんが帰ってくる十分前になるとごはん (ほら、あのカリカリしたやつ) の前で一回だけ、「みゃあ」と 鳴く山田くんが帰ってきた後にはいつもの ひざの上でごろごろと 喉を鳴らしな...
2025.03.19 07:24朗読詩「白昼夢」流れてしまつた雲を追いかけて防波堤を越えた、二人だけの流星を掴み散りばめたあとの笑顔を見ましたらそれはもう、美しいとしかいい様のないほどにふたりの時間は流れていつたのでした。ぎいこぎいこと鳴くペダルを漕いで悠久の海を渡つてゆきますアスハルトの熱さに嫌気がさしたふたり逃げ出したので...
2025.03.19 07:23朗読詩「ゲル状」昨日までやわらかかった祖母の手には取り返しのつかない岩石が生えてしまった気味悪がる僕をよそにつうんとした口調でおこづかいをあげるなんて言い出したから僕は* *人間らしい動きをする人間が野菜らしい彩りの野菜を手に取り動物的にそれをくちに運ぶフロアではラルクアンシエルが流れている動物...