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◆最近声劇台本を書き始めた皆様へ

こんにちは、にょすけと申します。

私、しがない声劇シナリオライターというものをさせていただいております。

(イラストレーターや現代詩人もしてますが今回は割愛)


私、普段は性格の腐ってるどこにでも居るような死にたい系不真面目クリエイターなのですが

ひょんな事から「ボイコネ」という声劇アプリにて


・月間シナリオランキングで1位

・アプリが運営するラジオにてシナリオの使用

・アプリが開催するイベントにてMVPライター賞受賞


などがあり

見事、ほんの一握りの名声と共にがっつり匿名掲示板で叩かれるという失態を犯しました。

このブログは、そんな「しくじりライター」の私が

最近台本を書き始めた皆様に、「こうすればしくじらないかもね」というポイントを含めながら

今のうちからしておいたほうが良いことを紹介していければなと思っております。



1.過激なことは鍵付き裏アカウントで言おう


ランキングに掲載され、いの一番に私の発言で掲示板が炎上したのは


こちらのツイート。

内容としては「林崎 文博」先生描く、美大生のラブ創作コメディ「エゴコロトイロ」という漫画を読了したことで感化されたツイート。


「創作意欲と性欲は似ている。

この漫画がそれをよく表しててすき。

絵を書く時も!台本書く時も!

これはいいぞ!ってなる時は勃起しません!?しない!?あれ?俺だけ!?」


という内容のもの。

今見てもとても気持ち悪いです。しかも「いいね」は一つだけ。ええ、そうなんですよね。

過疎ツイート、あ、いや、今風で言うなら過疎ポストだったわけですよね。


見事この気持ち悪い過疎ポストが、匿名掲示板の方々にサルベージされ

ついたあだ名が「勃起シナリオライター」でした。


それ以降も、過去のポストやリポスト

過激な発言などが取り上げられ、基本的に「気持ち悪いぞ」という内容で掲示板が荒れていたのを今でも思い出します。


と、このように

ある日急にランキング掲載や、イベント選出などがあると

それだけで今まで過疎アカウントだった為油断していた発言が急にサルベージされ

掲示板でネタとして投稿され、悪口陰口の嵐を生み出したりするわけなんですが


全部僕が悪いわけですよこれは

何、勃起って。平然と。興奮してんじゃねえぞこのド変態が。

と、なって当たり前の気持ち悪さなわけですよね。


作品と作者は、切り離して考えるのが常と世間では言われておりますが

この声劇界隈、趣味の人間がよくよく集まっており

他の創作界隈よりもその創作者同士の距離が近いわけです。


となると、容易に作品と作者の切り離しは出来ないわけで

そうなるとこの僕の気持ちの悪いポストも作品に少なからず影響を与えてしまうわけですね。


なので、今台本を書き始めたあなたは

今すぐ表アカウントと裏アカウントを分けて、過激な発言は裏アカウントで少数の信用できる方々に向けてポストするようにしてください。


ちなみに僕は、開き直りました。

おすすめしません。全然おすすめしません。


と、まぁ、事実を冗談めかしながら記載したわけですが

この「1」で伝えたかった裏テーマがもう一つ存在しまして。

それは、「急な悪意に晒される事もある」という事を理解しておいて欲しいということです。


自分語りをしてしまいますが、僕は元々声劇という文化を知りませんでした。

なんなら、今現在もいまいちよくわかっていないかも知れません。


ボイコネというアプリが誕生し、その誕生と共にシナリオを書き始めた超弩級の初心者です。

それより以前から携帯小説やSS、現代史など文学に触れてきた身ではありましたが

今でもライターとしての歴はまだまだ浅い若輩者であると痛感しています。


でも、ある日急に自身の作品が評価されると言うことがあります。

唐突に多くの人の目に触れて、様々な意見や感想、批判や批評があなたの目に届きます。


直接的な意見なら、まだ耐えられるかもしれません。


割り切って、それを糧にしようと立ち上がる事も容易かもしれない。


でも、世の中には一定多数「陰で、悪口を言いたい、批判したい」と思う人がいます。

そこには妬みや嫉み、もちろん僕のような純粋な気持ち悪さに対する嫌悪感もあるでしょう。

それを、どこかで吐き出して、それをネタにコミュニケーションをとりたいという人達は必ず居ます。


僕はあからさまに批判されて当然の気持ち悪いポストをしていたので

とてもわかりやすく囂々と燃えたわけですが


それはたまたま僕がわかりやすかっただけで、

なんでもない普通の発言を湾曲して捉えられてしまうこともあります。


それを、無くす事は今の世の中どうしても不可能です。


なので、しくじりライターから一つ言える事は

「そういった悪意から、自分で逃げる事を覚えろ」です。


前述した通り、そもそも過激な事は表だって言わないという逃げ方もあります。

それよりも一番に行うべきは、そういった悪意を見に行かないこと

なによりも「他人の意見を聞きすぎないこと」です。


最初、我々声劇ライターは自分が楽しむ為にそのシナリオを作っているはずです。

「推しがこのセリフを言うところが聞きたい」

「かっこいい場面を作りたい」

そういった純粋な欲求から、創作をしはじめているはずです。


ただ、一度注目をされるとそこにどうしても更なる欲が出てきます。

「どんな感想を持たれているだろう」

「面白かっただろうか」


その次からが重要です。

「そんな私の作品を悪く言う人がでてくるのではないか」

「悪口、陰口を言われているのではないか」

この欲が出てきたら、人は大体エゴサーチの幅を拡げます。


僕の場合は、そこで、グーグルで自分の名前を検索する所からはじまりました。

(その後、頼んでも居ないのに「こんなこと書かれてましたよ」と親切心でDMを送って来られる方々もおり、なおのこと掲示板に触れる瞬間が増えてしまいました)


それを経て、元々病んでる生き物だった私は更に病みました。


だからこそ、言える事。

匿名掲示板に書いてあることは何の糧にもならないし
その苦しみを経て得られる文学的要素なんてないから
見るだけ無駄なので
見ない・探さない・気にしない
が一番の防衛策です。


そういった人達を排除することは無理なので、

今のうちから自衛を身につけてください。


このブログではその為に匿名掲示板を見ない事や、エゴサーチをしないこと

悪口や批判、批評を自ら見に行かないことを

「病みの防衛術」と呼ぶことにします。


2.シナリオ投稿サイトやアプリのシナリオ投稿機能を使うのと同時に自分のホームページ(ブログ)を用意して今すぐシナリオをそこにも投稿しろ


なげーサブタイトルにそのすべてが集約されています。

これは、認知度を得たとか、バズったとか、そんなことになるより前に

いますぐ行ったほうがいいことです。


必ず、自分だけの拠点を用意しましょう。


ホームページでも、ブログでも構いません。

自分だけのシナリオ王国を必ず用意してください。


「小説家になろう」

「pixiv」

「note」

「エブリスタ」


色々な文章投稿サイトがあります。

最近ではボイストランドという、ボイコネ経験者が有志で集まり

ボイコネに代わる声劇アプリを作ろう!と動いていらっしゃる場面もあります。


ピカピカという配信アプリも声劇シナリオの投稿ができるようになりました。


それとは別で、今すぐ自分が自分だけで管理できる
サイトかブログを準備しやがれ!!!!!

理由は単純明快。

いつ、どんなタイミングで、そのサイトやアプリが無くなってしまうかわからないからです。


どんなに楽しくて盛り上がっていても、終わるアプリがありました。

そう、ボイコネですね。ボイコネってなんなのって思う方はちょっとグーグルで調べてきてください。


それより前には「こえ部」というものもあったそうです。


でも、無くなりました。色々な、様々な、大人の事情でそれらのアプリは消えていきました。


消えてから、自分の場所を作ろうと思っても遅いです


なによりも、僕がボイコネが消えた時にまっさきに思ったのは

「せっかく楽しい場所ができてこれからって時にアプリ消えんのかよ!!!あれ、俺シナリオ何作ある?え?109作!?これ全部消えるの!?こんな意気消沈してるのに今から自サイト作って投稿しなおししなきゃなんないの!!!???だっっっっっっる!!!!!!!」

でした。


だるいんですよ。

アプリが無くなってしまう悲しさを抱えたまま

移行作業がどれだけ大変だったか。

テンションが上がらなかったことか。


だから、今すぐ、ブログでもいい、簡単な無料サイトでもいい。

自分で自己管理できるサイトやブログをすぐ作成して

新作シナリオを書き終えたらすぐに「投稿サイト(アプリ)」と「自サイト(ブログ)」に投稿してください。


ちなみに僕は、このブログを掲載している

Ameba」さんの無料サイトを利用してます。

ただ、Amebaさんはスマートフォンでのサイト作成がサービス終了してしまっているので

できれば他のサイトを使用したほうがいいと思います。

(僕は長い付き合いなのでそのまま使用していますが)


最近では、

writening(ライトニング)と呼ばれる「文章共有サービス」でシナリオのページを作って

リットリンクという自身で作るまとめページサイトを利用して

それを自身の台本ホームページとするのが流行っているような気がします。

自身の作品数がまだそこまで多くなければこの形式もありだと思います。

なにより、直感的にまとめられるのでとても編集がしやすい。


特に、ライトニングという共有サービスは「パスワード設定」が出来るため

一部の人にだけパスワードを教えて、公開する、なんてこともできちゃいます。


シナリオ作成数が多い人にはあまり向きません。

おとなしく、無料HPを探して自身で作成したほうがいいです。



「でもさー、別にpixivとかnoteとかで良くない?」
「わざわざHPやブログ作る必要あんの?」

ええ、そう思いますよね。

わかりますよ、その気持ち。


いいんですよ、別に、それでも。それがよければ。

ただ、僕は思います。

最終的には自分自身による自分のブランディングが

自分の創作欲求を落ち着かせてくれるのだと。


noteや、pixiv、なろう小説などはあくまで

「宣伝の場」であると僕は考えます。


そこで宣伝を行い、自分のサイト(ブログ)に誘致する。


自分で、自分の思うセンスで、作成したHP、自分で考えたサムネイル

使用していただいたアーカイブの掲載、イベントの告知

それらを行えるのは、自分で作った自分の領域でだけなんですよね。


で、仮にね。

noteやpixivがサービスをやめたとしても、自身のサイトがあるなら

ファンになってくれた方々は消えないんですよ。


●シナリオ投稿サービス(サイト、アプリなど)は、宣伝の場


●自身のサイトは、自身の「作品」だけでなく
 自身を「表現する世界観」もファンに知らしめる事ができる唯一の場所


で、実はこの話は次のテーマに繋がります。




3.利用規約を必ず設定しろ!


なんなら最終的にこのテーマだけ覚えていってくれたらそれでいいです。

もう本当に、一番重要です。


「1」で話したのは、「陰口や悪口を言いたい人は一定多数いる」という話でした。


それと同じくらいいるのは、

「ルールが書かれていなかったら何をしてもいいと勘違いする人も、一定多数いる」ということ。


なんなら


「ルールが書いてあってもそれを読み解いて理解してくれる人は少数しかいない」も追加しておいてください。」


最初から結論を言っておきます。

「自分の作品は自分で作ったルールで守るしか無い」

それを、きちんと説明するために必要なのが

自分だけの領域である「自サイト(ブログ)」であり

その領域を守る為に「利用規約」というものが必要です。


例えばシナリオひとつとっても

そのシナリオを使って行った劇で、投げ銭をもらう行為を「商用利用」と考える人もいれば

メンバーシップ配信のようなお金をあらかじめとってから上演する劇を

「商用利用」と考える人もいます。


もっと簡単に考えると、

「アドリブOK」がどの範囲のアドリブOKなのかも人によって違います。

「語尾を変えるのはアドリブなのか」

「一人称が違ってもだめなのか」

これらの「作者自身がして欲しくないこと」を自分の領域であるとはっきり説明できるのは

自分のサイトやブログで、きちんと利用規約を設定したときだけなんです。


この約4年間のライター人生で、数多くのライターが

自身の思うシナリオ上演の状況と、実際の状況との乖離で

筆を折ってきました。


ほんの少しのコミュニケーションの不足で

仲違いをするキャストとライターも居ます。


「ライターの常識」は「ライターの常識」で

「キャストの常識」は「キャストの常識」です。


更に、人それぞれやることやりたいことしたいことしたくないことが違ってきていて

そもそもの「常識」というものが違う可能性もあります


そしてそれ以上に「そもそも常識を知らない」という人だっているのです。


「1」の悪口や陰口を減らす事ができないのと同じで

その常識を全員に求めるのは不可能です。


だからこそ、して欲しくないことはしっかりと明文化して
ちゃんと誰でも見れる場所に置かないといけない。


僕のサイトでは、各シナリオページの先頭に「利用規約」のページに飛べるリンクを貼っています。

その上で「このサイト、台本を使用したら利用規約に了承したと見なすよ」という説明を添えています。


そこまで行って、ようやく最近は僕の台本を使う人でとんでもない使い方をする人が減りました。


それでも最近、別路線で「シナリオそれぞれにあるサムネイル(表紙)」を無断使用する人がいたりします。


もちろん常識で考えたら無断使用なんてもっての外なのですが

それですらきちんと書いておかないと自分の作品は守れないのです。


と、まぁしくじりライターが話せる事はこれくらいです。

え?シナリオの書き方?そんなのおこがましくて僕は話せません。

それに、実際芸術にルールなんて必要ないし、指南書なんて要らないんです。

自分がよいと思った方法で、良いと思ったものを書くだけ。

だから、他人の意見なんて必要ないはずなんです。


僕が話したかったのは、

「こうするとしくじるぞ」という教訓と

「こうしておくと自分と作品を守りやすいぞ」という

独断と偏見だけのちょっとした小話です。


これから声劇という門を開いて、ライターになる皆様。

なりはじめている皆様。


ようこそ!たのしい世界へ!

でも、その楽しい世界を守るのは他ならない「あなた自身」です。


病みの防衛術を駆使して、自己防衛をきちんとしていきましょう。



2024/7/28 にょすけ

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