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臍帯とカフェイン

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【■しえん】徒花と散る(1:1:0)

※本作はオイル主催フライヤー×台本企画『紙演転生』公式作品です。

詳細は以下URLを確認ください。

https://crypterpepe04.wixsite.com/website

フライヤー作成者:夏川 早希



【配役】

◆秋水:

 早川 秋水(はやかわ しゅうすい)

 ▶︎華道家『早川家』の3代目。

 だが、本人に活花の才能は無く穀潰しと呼ばれていた。


◆いろは:

 織原 いろは(おりはら いろは)

 ▶︎秋水の開催していた『こども活花教室』に参加したことから、秋水と出逢う。

 早川家の許嫁となるよう裏で話が進んでいた。




いろは:ねえ、秋水先生。


秋水:(モノローグ)

秋水:花が美しく育つ理由を、問われた事がある。


いろは:目をそらさないで、ちゃんと見て。


秋水:(モノローグ)

秋水:その理由を聞くと君は、無邪気な顔をして笑って

秋水:年相応の少女さを見せた。


いろは:ねえ、秋水先生。


秋水:(モノローグ)

秋水:見せた、はずだった。


いろは:ほんと、だめなひと。


秋水:(モノローグ)

秋水:花が無ければ、どれだけいいかと思っていた。


いろは:ねえ、秋水先生。


秋水:(モノローグ)

秋水:思っていた、はずだった。


いろは:ちゃんと、こっちを見て。


秋水:(モノローグ)

秋水:花は生ける為に咲くのか。

秋水:それとも、わたしが花の為に生まれたのか。


秋水:(タイトルコール)

秋水:「徒花と散る(あだばなとちる)」


0:秋水宅 閑散とした活花教室


いろは:ねえ、秋水先生。


秋水:……。(黙々と作業をしている)


いろは:秋水先生ったら。


秋水:……。(気づかない)


いろは:もう!先生ったら!


秋水:あ、ごめん、なにか言っていたかい?


いろは:なにか言っていたかい?じゃないですよ。

いろは:全然聞いてなかったんですか?


秋水:あ、ああ。ごめん。ちょっと集中していて。


いろは:もう。本当、そんなんだから師範様に怒られるんですよ。


秋水:わかってるよ……。


いろは:……ふふ、冗談です。そんな先生だから、私はずっと通ってるわけですし。


秋水:まあ、君しか生徒は居ないけどね……。


いろは:そうですねえ、活花教室としては大赤字ですよねえ。


秋水:皆まで言わないでおくれ……。


いろは:ふふ、その分私は先生を独り占めできて満足ですけど。


秋水:……か、からかう暇があるなら花を活けなさい。


いろは:だから、何回も呼んだんじゃないですか。


秋水:え?


いろは:できたので、見てください、秋水先生。


秋水:あ、ああ、そうだったのか、ごめん。


いろは:まったく、本当にだめなんだから。


秋水:か、仮にも先生に対して失礼だよ。


いろは:ふふ、ごめんなさい。


秋水:(モノローグ)

秋水:彼女の言う通り、早川家にとって私は出来の悪い跡取りだった。

秋水:母ほどの華道の才能も、祖母ほどの技術もない。

秋水:非凡で、要領のいい兄とは打って代わり

秋水:誇れるのは何事にも逆らわないという、争いを好まないこの気質だけ。


いろは:今日は、良いススキが入ったって聞いてたから

いろは:ススキを主役として活けてみたんです。


秋水:(モノローグ)

秋水:出来のいい兄に比べて、私は何も持たずただ『早川』の名だけを持つ平凡な男でしか無かった。


いろは:でも、ツルウメモドキも捨て難いから。

いろは:少し迷ったんです。


秋水:(モノローグ)

秋水:では、才能ある兄が跡取りとして手を上げれば良かった。とわたしも思う。

秋水:しかし、兄にはひとつ問題があった。


いろは:ねえ、秋水先生。どう思います?


秋水:(モノローグ)

秋水:彼には、『足』が無かった。


いろは:ねえ、聞いてます?秋水先生。


秋水:(モノローグ)

秋水:才能ある兄は五体満足には産まれず。

秋水:才能の無い私には、ただの木偶の坊である五体が揃っていた。

秋水:体裁や見てくれを気にする「早川家」にとっては

秋水:「逆であれば」と如何程に思ったことだろうか。

秋水:障害が無い、ただそれだけの理由で跡取りの鉢が私に回った。


いろは:また聞いてない。


秋水:(モノローグ)

秋水:この活花教室も、まったく生徒が居ないのに

秋水:やる意味はあるのかと何度もせっつかれている。

秋水:だけど、僕は


いろは:秋水先生!


秋水:あ、わ、えっと


いろは:本当、大丈夫ですか?もしかして体調わるい?

いろは:秋水先生、今日はもうやめとく?


秋水:だ、大丈夫です。先生にはきちんと敬語を使いなさい!


いろは:だって全然話聞いてくれないし。


秋水:ん、こ、こほん、それは、ごめん。

秋水:織原さん、花材の選定は悪くないと思いますよ。


いろは:織原さんだって。


秋水:織原さんは織原さんでしょう?


いろは:昔はいろはちゃんって呼んでくれてたじゃん。


秋水:敬語。


いろは:いいじゃん、他に誰にも居ないんだもん。


秋水:だ、ダメです。わたしと君は生徒と師匠なんですから。


いろは:けち。


秋水:ケチとかそういう事じゃ無いでしょう?


いろは:恋人同士じゃん、いいじゃん。


秋水:恋人じゃありません!


いろは:なんでー、いいじゃんー、付き合ってよ先生ー。


秋水:ばか言ってるんじゃない、花に集中なさい。


いろは:……はーい。


秋水:返事は「はい」でしょう?


いろは:生徒の話をちゃんと聞いてくれない師匠には「はーい」で充分だとおもいまーす。


秋水:……それは、さっき謝ったでしょう?


いろは:謝ればいいというものでもないでしょう?


秋水:それは、そう、です、ね。


いろは:先生のそういう押しに弱いところ、好きですよ。


秋水:からかうんじゃありません。


いろは:ほんとだよ、本当に先生のことがだいすき。


秋水:はいはい。


いろは:先生のことだけが、好き。


秋水:……花を活けなさい、花を。


0:回想


いろは:(モノローグ)

いろは:花が美しく育つ理由を聞いたことがある。

いろは:虫や鳥に見つかりやすくする為に、花とはそう進化していったのだという。

いろは:つまりは、子孫繁栄の為の生存戦略なのだ。


秋水:私はね、織原さん。

秋水:花を活ける才能が残念ながら、なかったのですよ。


いろは:(モノローグ)

いろは:でも、それはあくまで、ある程度の基準までで良かったんです。そう答える彼の顔は少し寂しそうでもあった。


秋水:子孫繁栄ができる程度に美しくあれば、花は良かったんです。

秋水:花は、美しくなり過ぎてしまった。

秋水:美しくなりすぎたから、人の目に止まったんです。


いろは:(モノローグ)

いろは:蜜さえあれば、虫は花に群がり

いろは:その虫さえ居れば、鳥は花を見つけ出す。

いろは:花弁の美しさや、艶の良さ、それらはすべて

いろは:なんの為にあったのか。


秋水:人と、同じなのでしょうね。

秋水:だから人は、美しさを求める。

秋水:美しくあるなら、美しくあれと、花を摘み、こうして「美の最終形」を作ろうとする。


いろは:(モノローグ)

いろは:それは、とても烏滸がましくて。


秋水:それは、とても、手放し難いものに、なっていってしまう。


いろは:じゃあ、秋水ちゃんは花は美しくない方が良かったの?


秋水:秋水先生でしょう。


いろは:秋水ちゃんは秋水ちゃんでしょ?


秋水:まったく。人が他にいる時は絶対に先生とつけるんですよ。


いろは:はーい。


秋水:返事は「はい」でしょう。


いろは:そんな事より質問に答えてよ先生~。


秋水:……そうですねえ。

秋水:いっそ、美しく無ければ良かったかもしれないですね。


いろは:どうして?


秋水:それは……。


0:別日、人の居ない活花教室。


いろは:だからね、もうここには来られないんだ、先生。


秋水:(モノローグ)

秋水:唐突な出来事だった。


いろは:ごめんね。秋水先生。


秋水:……仕方ないですね。こればっかりは。


いろは:仕方ないのかな。


秋水:仕方ないですよ、あなたももう子供じゃないのですから。

秋水:あまり、淑女の嗜みにはならなかったかも知れませんね。


いろは:そんなの気にしないでよ、活花なんて元々やりたくてやってたわけじゃないもん。

いろは:ただ、お母さんが織原家の長女として覚えておけって言うから来てただけで……


秋水:ふふ……その割に、一生懸命だったように思いますけどね。


いろは:……秋水先生が、先生だったからね。


秋水:わたし、ですか。


いろは:好きなんだもん、先生のこと。


秋水:……大人をからかうもんじゃないですよ。


いろは:からかったことないよ。


秋水:からかってます。


いろは:好きだよ、秋水先生。


秋水:それくらいにしておきなさい、織原さん。


いろは:……はい。


秋水:……寂しくなりますねえ。結納は、いつなんですか?


いろは:……来月、わたしの誕生日のあとだって。


秋水:そうですか。そう言えば、来月誕生日でしたね。


いろは:……覚えてなかったでしょ?


秋水:そんな事ありませんよ。


いろは:……うっそだぁ~。


秋水:大事な、愛弟子でしたからね。


いろは:……たった一人のね。


秋水:ゼロ人になってしまいますけどね、ははは。


いろは:……そうだね。


秋水:……どうしました?


いろは:あのさ、秋水先生。


秋水:なんです?


いろは:抱いてくんない?


秋水:な、なにを馬鹿なことを。


いろは:最後なんだもん、本当に。


秋水:からかってはならないと何度も、


いろは:本気だよ。わたし。


秋水:(モノローグ)

秋水:そういうと、彼女は静かに制服を脱ぎ始める。


いろは:ねえ、秋水先生。


秋水:や、やめなさい、織原さん、服を、服を着て。


いろは:目をそらさないで、ちゃんと見て。


秋水:だめです!嫁入り前の子がそんな事してはいけない!


いろは:ねえ、秋水先生。


秋水:こんな所、誰かに見られたらわたしも君も言い逃れできないでしょう!


いろは:……ほんと、だめなひと。


秋水:だめですよ、ほんとに!ダメなことをしているのは君のほうです!


いろは:ちゃんと見て、ねえ。


秋水:……だめです。


いろは:秋水ちゃん。


秋水:……先生、でしょう。


いろは:……そっか。

いろは:…………ごめんね、服、着るね。


秋水:…………そう、してください。


いろは:…………わたしも、花に生まれたかったな。


秋水:……何故、そんな事言うんです。


いろは:そうしたら、秋水ちゃんに、首を切って貰えたでしょ。


秋水:なにを言って。


いろは:花を活ける時には、必ず切るでしょ。

いろは:子孫繁栄のためじゃない、長く、その美しさを保つために。


秋水:……どうしたって言うんです、いったい。

秋水:らしく、ないですよ、織原さん。


いろは:らしくない、か。

いろは:そうかもしれないね。


秋水:……純潔は、きちんと未来の旦那さんのために、残して置かなくては。


いろは:……誰に嫁ぐって、聞かないの?


秋水:……聞いても、いいんですか?


いろは:うん。


秋水:どこの家に、嫁ぐんです……?


いろは:早川。


秋水:え……?


いろは:早川、長水(ちょうすい)。


秋水:(モノローグ)

秋水:兄の名だった。


0:ある日の回想、互いのモノローグ


いろは:早川の家に嫁ぐ事は、わたしに物心つく前から決まっていた事だったと後から聞かされていた。

いろは:私はてっきり、それが早川秋水であると勝手に思い込んで居た。

いろは:早川秋水は、優しさの塊だった。

いろは:それはただの、持ち前の気の弱さ来るものであったかもしれないけれど。

いろは:何かを強要することも無ければ、貶すこともない。

いろは:彼の、その弱さが私には心地よいものだったのだ。


秋水:わたしは驕(おご)って居たのかもしれない。

秋水:少なからず、五体が満足に無い兄のことを、見下して居たのかもしれない。

秋水:いや、見下していたのだ。

秋水:わたしの欲しい才能を持つ兄が、自身の「生まれ」のせいで持たざる者になっていることを。

秋水:なにも持たざる者同士。でも。

秋水:私には、彼女が居る、と。


いろは:あの教室が、

いろは:わたしの、安息地であったことを。


秋水:あの教室が、

秋水:わたしの、誇れる唯一の何かであったことを。


いろは:壊して欲しかった。


秋水:壊してしまえばよかった。


いろは:どうせなら、あなたに。


秋水:どうせなら、君を。


いろは:なんの為に咲いたのか。


秋水:なんの為に、活けるのか。


0:人の居ない、活花教室。


秋水:……だれだ。


いろは:……めちゃくちゃじゃないですか、「秋水さん」


秋水:……きみか。


いろは:……ずっと、ご自宅に帰られてないって、みなさん心配されてますよ。


秋水:誰が心配をするって?


いろは:……みなさんですよ。


秋水:居るわけがない。わたしの心配をするものなど。


いろは:お兄さまも、ご心配されてましたよ。


秋水:そんな訳がないだろう。


いろは:されてましたよ、「秋水はすぐ身体を壊すから、熱中しすぎてないといい」って……


秋水:何に熱中するって?


いろは:……。


秋水:花か?花に熱中しているとでも?


いろは:……違うんですか。


秋水:わたしに華道の才能が無いとわかっててそう言ってるのか、奴は!


いろは:……怒鳴らないでください、「秋水さん」


秋水:わたしを「秋水さん」と呼ぶな!


いろは:……もう、先生ではないですから。


秋水:……。


いろは:……もう、一年になりますね。


秋水:……。


いろは:また、だんまりですか?


秋水:……。


いろは:それとも、考え事?


秋水:……。


いろは:あの時も、今みたいに、なにも「応えて」くれませんでしたね。


秋水:……。


いろは:……。


0:気まずい空気が流れたあと


いろは:壊してくれればよかったのに。


秋水:……なにが。


いろは:ね、「先生」


秋水:……やめなさい。


いろは:後悔してるんでしょ?


秋水:そんな事はない……。


いろは:「うそつき」


秋水:……っ。


いろは:あの日、あの時、この場所で、わたしのこと

いろは:ちゃんと「摘んで」おけばよかった、違う?


秋水:そんなこと、できるわけが……


いろは:無いよね、そうやって、本当の気持ち全部隠してるんだから。


秋水:……。


いろは:華道のことも、お兄さんのことも、私のことも。

いろは:全部、全部、隠して、なかったことにしてる。


秋水:そんなこと……


いろは:そうすれば、傷つかないで済むって、そう思ってるんだ。


秋水:そんなこと!わかってる!


秋水:わかりきってる!全部わかってるんだよ!


いろは:……うん。


秋水:それでも!それでも、すがるしかなかった。

秋水:花を活けるという事に、すがるしかなかった……ッ!!!

秋水:足のわるい兄に、私よりも、全てを持っている兄に勝つには、優れるには!!

秋水:やり続けるしか無かったんだ……!!!


いろは:……そうだね、秋水先生


秋水:私にはあの教室しか……!

秋水:あの教室しかなかったんだ……


いろは:うん、いいよ、言って、ぜんぶ。


秋水:……なんで、なんで兄なんだ……なんであいつなんだ……どうして……


いろは:うん……


秋水:わたしには、なにも無くなってしまった……

秋水:わたしが、大切にしていたものなんて、すべて……


いろは:そうだね、先生……


秋水:わたしだって、わたしだって君を、きみのことを……


いろは:うん、わかってたよ、ずっとわかってた


秋水:だめだ……だめだったんだ……

秋水:君がいなければ、君がいなければわたしはだめだったんだ……


いろは:いいよ、秋水先生、ううん、秋水ちゃん

いろは:ぜんぶ、全部言って


秋水:華道なんて、どうでも良かったんだ

秋水:花のことなんて、もう、どうでもよくて……

秋水:いろは……君がいることだけが、それだけで良かったんだ……


いろは:ほんとに、ほんとにだめなひと……

いろは:秋水ちゃん、ほんとに、しかたないんだから……


秋水:いろは……どうして……あいつなんだ……いろは……

秋水:どうして……


いろは:もっと言って、全部、あなたが思うこと

いろは:あの日言えなかったこと、ぜんぶ。


秋水:君を、君を自分のものにしてしまいたかった

秋水:家のことも、兄のことも、

秋水:自分の才能のことなんて、何もかも捨てて

秋水:君を、君を自分だけのものに


いろは:して欲しかったよ。

いろは:全部、してほしかった。


秋水:あの日君を抱いてしまえばよかったんだ


いろは:そうだよ、秋水ちゃん

いろは:でも、出来なかったんだよね


秋水:う、うう……


いろは:あなたは、気が弱くて

いろは:下に見ていたはずのお兄さんのことも

いろは:見下しきれなかったんだもん


秋水:いろは、私は、ずっとずっと……


いろは:わかってるよ、秋水ちゃん

いろは:わかってる、だめなんだから、ほんと

いろは:弱くて、優しすぎて、ばかなひと


秋水:ごめん、ごめんな、いろは、ごめん


いろは:あの時あなたに抱かれてたら

いろは:あなたが壊してくれてたら

いろは:私は、あの人の子を身篭らずに終われていたのに


秋水:あっ……ああ……


いろは:摘んで、頭を切り落として、活花みたいに

いろは:してくれてたら良かったんだよ、秋水ちゃん


秋水:ああああ、ああああああああぁぁぁ


いろは:今更、に。

いろは:なっちゃったね、秋水ちゃん。


秋水:いろは……いろは……もう、もう君のことしか

秋水:君しか、考えられないのに……


いろは:わたしだって、あなたしか考えられなかったんだよ……

いろは:秋水ちゃん……わたしだって……

いろは:わたしだけの、わたしだけのだめなひと……

いろは:ずっとずっと、わたしだけの、だめなひと……


秋水:(モノローグ)

秋水:花が美しく育つ理由を、問われた事がある。

秋水:その時に答えた私の答えは、彼女のこころにどう刺さって居たのかはわからない。

秋水:花を活ける、と書いて活花と読む。

秋水:だがその花が、そこに根を生やすことはもう無い。

秋水:なら、摘んでしまえれば良かった。

秋水:彼女の胸で泣く。滑稽なわたし。

秋水:花は生ける為に咲くのか。

秋水:それとも、わたしが花の為に生まれたのか。


いろは:本当に、本当に、だめなひと。


ー終ー

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