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臍帯とカフェイン|声劇シナリオ・ポエトリー

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Visitシリーズのせつめい

合作のシナリオのシリーズとして書き始めた「Visit」シリーズ。


この作品は、声劇アプリ「ボイコネ」で初の投稿をしました。


このシナリオは、前述したとおり「合作シナリオ」として作成された作品で

「テーブルトークシナリオライティング」略してTSWという手法を用いて作成しました。



と、仰々しく書いていますが

ようするに文字上で即興劇(インプロ、エチュード)を行い

それをそのまま声劇シナリオにしてしまおうという遊びです。


この手法は上の画像ではにょすけ考案のような感じで偉そうに語っていますが

要するにTRPGなどで使われる「テキストセッション」と呼ばれるものが近いように思います。

(で、でも、これを使って大々的に声劇にして、ある程度の評価をもらったのはお、お、俺だけだもん!なんて言ってみたり)


Visitというシリーズシナリオの共通項としては

「神父」「新聞記者」の2つの配役のみで、基本的に「新聞記者」が最終的に

「神父」の殺人への思想を植え付けられて、それを脱獄と称し、物語は暗く幕を閉じるという流れがあります。


その中でも「38名を殺した」「新聞記者はほだされる」「物理的な脱獄はしない」

「面会室の中での出来事である」という条件が必ず付随しています。



◆「Visit」の世界について


この世界は「マルチバース構想」というものを用いています。

マルチバースというのは、




私たちがいる「この宇宙」とは別に、無数の異なる宇宙が物理的に存在するという理論物理学の仮説です。SF作品では「パラレルワールド(並行世界)」と同義で扱われることも多く、選択や運命によって分岐したいくつもの世界を指します。

(Google AI 返答)



というものです。

主に、マーベルコミック「スパイダーマン」などがこの設定・構想を使用しています。


主要人物や設定、敵、話の流れは同じものが使われるけれど

細部の設定が若干違ったり、主人公の行動理由や、エンディングが違うなどの様式です。




このVisitは前述したとおり、「殺人鬼と新聞記者の面会」という設定を

多くのライター様、もしくはキャスト様と合同で作成しました。

その為、配役は同じでも本編で何を語るか?何を伝えるかなどはその話によって

=ライターによって変わるといった仕組みでした。


その「それぞれの話で言っている思想やストーリーが違う」という部分を

「マルチバース=パラレルワールド」であるから違うものとしているという設定に当て込みました。


それによって、Visitというシリーズは「同じ場面でも、まったく違うアプローチをする声劇台本」という要素を手に入れたように思います。


そこでもう一つ追加した要素として「ハインスタイン(神父)」だけはこの多重世界の記憶をすべて保持している。という設定です。


これを持たせる事で、ハインスタインというキャラクターの薄気味悪さや、気持ち悪さ

なにより、何故かにじみ出る万能感や今日キャラ感が増していくと信じて、追加いたしました。


これによって、皆さんが声劇として枠を立てVisitシリーズを何度も上演する

その上演そのものがマルチバース理論のうちの1つの世界という設定にすることができます。

このシリーズは性別不問のシリーズです。

上演枠によっては神父がシスターになり、新聞記者が男性や女性になり

上演枠それぞれに様々な形のストーリーが出てきます。


愛に溢れた最後、

狂気に溢れた最後、

怒りに溢れた最後、

悲しみに溢れた最後。


同じシナリオであるはずなのに、どの枠も終わったあとの後味が違います。

その違う後味そのものがマルチバースの1つの世界です。


ボイコネ時代、約1年ほどのシナリオランキングの中で

Visitは最低でもひと月で50上演が平均上演回数でした。(シリーズ合計数です)

実際はボイコネ外部でも仕様されてきた期間がありますが計算できないので省きます。


50上演が12ヶ月で600上演は最低でも、ボイコネランキング掲載期間にあったと言うことになります。


ボイストランドでは、無印のVisitで現在400アーカイブがあります。


合計約、1000上演を超えている為

約1000以上のマルチバースが展開されていると認識、すると

ハインスタインは合計で38000人の殺害を繰り返している超大量殺人鬼と言うことになります。



そして、何度も何度も、この新聞記者「リッジエル・アイベルク」は神父に洗脳をされているというわけです。

時にはそれが洗脳ではなく崇拝、崇拝ではなく求愛、様々な形でそこに「愛」を残していっているわけです。




◆記憶を保持しているからこそ

さて、このガブリエル・M・ハインスタインという神父。

すべてのマルチバース世界の記憶を保持しています。


神父であり、シスターであり、時には犬であり

もしかすると今後ロボットであったり、ヒーローであったり、ヴィランであることさえ

在るかも知れません。


それが広がれば広がる程に、このハインスタインというキャラクターがどんどんと不気味な生き物になっていきます。


どんな世界の中でも、ハインスタインが38人を殺すという設定だけは消えないのです。

そう、ひらがなのびじっとの世界ですら。



◆「カノン」という考え方

僕が愛して止まない「スパイダーマン」も、マルチバース構造が使われていると前述しました。

このスパイダーマンには「カノン・イベント」というものが存在します。


スパイダーマンは、多種多様なパラレルワールドが存在し

女性のスパイダーマンから、ロボット、少女、パンクロッカー

時には敵であるヴィランがスパイダーマンになったり、豚がスパイダーマンになったり様々な設定が存在します。


でもそのどれも必ず「あるひとつのカノン(聖典)」によって支配されています。


それが、

「身近な愛するべき人が死んでしまうことにより、スパイダーマンに覚醒する」

という条件です。


この「カノン」という考え方は、Visitにも存在しています。


それが、

「38人の殺害をハインスタインが行い、逮捕される」ということです。


これは、Visitシリーズにおいて絶対に外せない条件であり

これがあるからこそ、Visitシリーズは終わりを迎えない=永遠に続くパラレルワールド展開、になっていくのです。



と、簡単にではありますが

本編に説明のないVisitのマルチバース設定の事に関して

記載させていただきました。


上演を行う際に、このことを加味して上演することでキャラクターの味付けが変わるかと思いますが

もちろんこんな事は気にせずただ遊んでいただくだけでよいのです。


この設定を知っている方だけ、ほくそ笑んでください。


「あーあー、またマルチバース世界が増えていくぞ」と。




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